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3章 1.脳は疲労とどのような関係があるか?
こんにちは。黒木です。
いきなりですが、10キロ走や自転車競技などに参加して、体力の限界に近い状態でゴールした瞬間を思い浮かべてください。息は切れ、心臓は脈打ち、足の感覚は鈍くなっています。身体は火照り、大量の汗が噴き出しています。まるで、身体の燃料がゼロになってしまったようです。こうしたさまざまな現象はすべて、疲労の感覚と結びついています。
では、これ以上速く、遠く進めないようにしている真の「犯人」は何なのでしょうか。
しかしこのような実験は実施しておりません。
人間は完走することを目指しながら、たえず無意識に速度を調節して走っているからです。
見落とされているのは脳の役割です。
脳は、体温、血液内の酸素量、筋肉信号などのデータをからだ中から集め、過去の経験に基づいて、どれだけ長く運動を続けるべきかを総合的に判断するのです。
脳は、心臓や他の器官に被害が生じる前に、どの程度、筋肉を動かし続けるべきかを自動的に調節しているのです。ただし、疲労が想像の産物であるというわけではありません。
当然、身体には物理的な限界があります。
初心者でも世界記録保持者でもほとんどの人は、それまでどれだけ辛く感じていたとしても、ゴールが目前に迫ってきたとたんにスピードを上げられるようになります。
生理的には、なんの変化もないのに、フィニッシュラインが視界に入ったとたんに脳がスピードアップを許可するのです。
脳の働きは、無意識に進行するので、意識的には決められません。それはおそらく良いことです。
私達にできることは、どの程度の運動なら危険を冒さずに行えるのかを、脳にゆっくり教えていくことです。
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